メルボルン・ブリスベンのフラワーファーム取材(その1)
2006.11

オーストラリア大使館から依頼されたプロジェクトとして、メルボルン(ビクトリア州)、ブリスベン(クイーンズランド州)でワイルドフラワーを育て、カットフラワー(生花)として日本へ輸出を行っているグロワー(生産者)を訪ねました。

<メルボルンのファーム>

まずは、メルボルンへ向かいましたが、真夏の11月のはずなのになぜか異常気象で気温は10度代という低さで、雨やひょうまで降ってしまうというお天気に恵まれない取材活動となりました。

ワックスフラワーのファームは、辺り一面がワックスフラワーだらけといった感じで、ちょうどピンクパープルとホワイトが良く咲いていました。

フラワーファームにはかわいい犬がつきもののようで、どこに行ってもわんぱくそうな犬が走り回っていました。

キングプロテアは、日本で見ていると1輪であっても本当に「大きい!!」というイメージですが、オーストラリアの大地にはそれがにょきにょきと生えていました。

採集されたキングプロテアは集められて大きさごとに分類されて出荷を待っていました。こんなにたくさんのキングプロテアを目にして、本当に舞い上がった気分でした。

カットフラワーだけでなくポットプランツ(鉢物)のファームへも行きました。ここでオーストラリアでのビニールハウスというものを始めていました。切り花に比べると鉢物は、お行儀良く並んでいました。この鉢物は、苗としてファームで使われるものと、そのまま商品として市場に出回るものがあるとのことでした。輸出もされているそうです。

<メルボルンの花市場>

メルボルンの花市場は、シティーのはじの方にありましたが、この「メルボルンフラワーマーケット」は、オーストラリア最大の規模とのことで、いつも行っているパースの市場とは比較にならないほど大きく、また活気にあふれていました。

全体的に朝が早いオーストラリアですが、東京よりかなり速いペースでスタートしているようで、暗闇でも認識されるように、蛍光のベスト着用が必須になっていました。ワイルドフラワーはもちろんのこと、日本で見られるような一般的なものも充実していました。

<メルボルンの街>

メルボルンの街角にあるお花やさんも夏だというのに冷蔵庫にもいれずに無造作にお花が並べられていました。ユーカリが豊富なのが「さすがオーストラリア!」という感じでした。

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