メルボルン・ブリスベンのフラワーファーム取材(その2)
2006.11

<ブリスベンのフラワーファーム>

クイーンズランドへ移動した後は、ブリスベン郊外のフラワーファームを訪ねました。お天気がさえなかったメルボルンとはうってかわってカンカン照りの真夏になりました。宿泊していたエリアである「サンシャインコースト」の名前にピッタリの日々でした。

訪問したファームでは、ちょうどクリスマスブッシュの刈り入れの最盛期でした。赤い小花のクリスマスブッシュですが、通常「花びら」に見える部分が「がく」だということをはじめて教えて頂きました。クリスマスブッシュのクリーム色版とも言える、「バッコージア・クリーム・ムーンライト」も勢いよく咲いていました。

このファームでは、おなじみのカンガルーポーがたくさん咲いていました。レッドやイエローは日本でもポピュラーになりましたが、薄いグリーンから紫のグラデーションでとてもシックな感じの「ライラックグリーン」も咲き乱れていました。

同じファームにストレリチアも咲いていました。キングプロテアと同様、ビッグサイズの代表選手であるストレリチアですが、それが何列にも渡って咲いているこのファームがどんなに広いかがおわかりいただけるのではないかと思います。

日本に入ってくるときには、葉がない場合が多いのですが、質感のあるとても魅力的な葉だったので、そのあとのアレンジメント制作にも使いました。

クリスマスブッシュは、ニーズに応じてさまざまな長さののものを出荷しているという話を聞きました。大きなものは、人の背よりも高いものがあり、それだけで「ビッグクリスマスツリー」という感じです。

右側の細長いバンクシャーは「バンクシャー・プラジオカーパ」という名前で、ここのところ入り始めた、日本ではニューフェイスのバンクシャーです。プリザーブドフラワーとしてつかっている「キャンドル」とは違うものです。

パース周辺ではあまり見られない、リューカデンドロンが栽培されていました。「サファリサンセット」や「ピサ」などが特徴的な色で咲いていました。

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